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祇園祭 「エンヤラヤー」最高潮 大船鉾しんがり堂々

祇園祭は17日、山鉾(やまほこ)巡行が行われ、ムードは最高潮に達しました。
梅雨明けという好天にも恵まれ、動く美術館と称される豪華な懸装(けそう)品に彩られた32基は、京都市内の目抜き通りをゆったりと進行。にぎやかな祇園囃子(ばやし)と車輪のきしむ音が響きわたり、都大路は約16万人(午後1時現在、京都府警調べ)の熱気に包まれました。

しんがりを務めた大船鉾(おおふねほこ)は、明治3年以来142年ぶりに唐櫃(からひつ)で巡行に参加しました。

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鉾は江戸末期の大火で焼失し、地元の四条町大船鉾保存会が再建中。派手さはなくても、祭列を見届けた見物客らは鉾での巡行復帰を願い、惜しみない拍手を送りました。

ヒノキでできた唐櫃は、長さ76センチ、幅46センチ、高さ41センチ。
この中に、焼失を免れた御神体の神功(じんぐう)皇后の神面が安置されます。代々守り抜かれてきた町衆の宝です。

江戸期の巡行順にならい、くじ取らずで最後尾を進んだ一行は総勢約60人。
午前10時45分に四条新町を出発すると、大勢の観衆から温かい拍手が送られました。

鉾が焼失した元治元(1864)年の蛤御門の変から150年の節目に当たる平成26年が“復興”の目標です。

保存会の松居米三理事長(79)は
「多くの人に支えられてここまで来ることができ、感無量。感謝の思いを忘れず、1日も早く復興を実現させたい」と話しました。

2012年7月18日

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