トヨタ自動車の節電対策に、今、関西の産業界も注目しているそうです。 中部電力から電力融通を受ける関西電力にとって、国内最大製造業であるトヨタが、グループをあげて取り組む節電は、 間違いなく大きな効果をもたらすと言えるからです。 トヨタが発表した節電対策の一部をまとめてみました。 ・従来天井からつるしていた生産ラインを、台車方式に変更することで需要の変動によりラインの伸縮が可能 ・消費電力を従来比11~35%削減できるプレス機、溶接機の投入 ・金型の軽量化 ・使用材料のロスを従来比20%削減できる新加工技術 ・自家発電比率の引き上げ 昨年の夏も 自動車関連業界が一斉に操業日シフトを行った結果、ピーク時の電力が260万キロワットも 減少したそうです。 自動車を中心に、日本のものづくりを支える中部地区。 今年の夏、更に節電に取り組む中部地区の節電対策は、関西にとどまらず西日本の電力の下支えにも一役買いそうです。